メニュー 蕭寥亭 検索

開店休業の記

今日の音楽 ー 久々に熱血

Black Pumas

 やはり KUTX でよくかかっていて気に入ったグループです。2019年に出た Black Pumas の同名デビューアルバム、に11曲入りのCDを追加して2020年に出た2枚組デラックス・エディションです。

 Black Pumas 以前にグラミー賞を獲得するなど実績のあったギタリスト Adrian Quesada と 新進ボーカリスト Eric Burton( The Animals の Eric Burdon じゃないよ、一文字違い)の二人組です。彼らもオースティンを活動拠点にしています。おおっ。

 ジャンル的にはサイケデリック・ソウルってことですが、現代のグループってことでそれにとどまらない様々な音楽の影響がそこかしこに感じられます。

 しかし、彼らの魅力は音楽スタイルではなく、なんといってもイキのよさですね。オーソドックスによいメロディに生々しく人の熱を感じる演奏。そして、感情をたたきつけるような Eric Burton の歌声が良いです。最近、妙に賢くなりすぎたような音楽が多い中、演者の情動が音を引っぱっています。こういう新人は久々という気がしますし、こういうのを待ってました。

 "Black Moon Rising" 、"Colors" といったオリジナルの秀れた曲で固めた本来のデビューアルバムの1枚めはもちろん良いのですが、カバーやスタジオライブを収録する2枚めも単なるオマケにとどまらない濃い内容です。

 しんみりする Tracy Chapman の素直なカバー "Fast Car" では力押しだけではない表現を見せてくれます。しかし、なんといっても "Eleanor Rigby" ! Sir Paul McCartney 作・弦楽八重奏による原曲の端正なイメージを、木っ端微塵にするブチかましノリです。"Eleanor Rigby" でこう来るとは、かっちぇー。

 早くも次作が楽しみなデュオです。