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開店休業の記

今日の音楽 ー おもしろいけど物足りない

American Tunes: Songs By Paul Simon

 妙なものを見つけました。様々なアーティストによる Paul Simon の作品のカバー集ですって。"American Tunes: Songs By Paul Simon" 、2019年に出てます。

 有名無名、とりまぜて色んな人のカバーを集めて、Simon & Garfunkel 時代からソロ作まで23曲。けっこうおもしろいですよ。

 この中で一番知られてるっつったら、The Bangles の "A Hazy Shade of Winter" かしら。1987年に全米2位とヒットしているので、古参洋楽ファンならおぼえているかも。原曲にわりと近い感じですが、キレのいいガールズ・ロックになってますねぇ。

 Aretha Franklin の "Bridge Over Troubled Water" も有名かな。

 Emmylou Harris の "The Boxer" は予想通りカントリー化してます。Patti Smith も Paul Simon カバーを歌っていたとは。”The Sound of Silence” は「なんじゃ、こりゃ」と思いました。どこが ”The Sound of Silence” なんだよっつー珍品臭が。レゲエで " Richard Cory" ってのもどういう選択なんだか。他に Smokey Robinson や Annie Lennox のもあって楽しい。

 とはいえ、Paul Simon なら他にもたくさんあるはず。このサイトで取り上げたアルバムでは、Allen Toussaint 、The Wailin Jennys に Jerry Douglas がカバーしてますし、それ以外でもおぼえているところでは The Lemonheads の "Mrs. Robinson" とか Everything But The Girl の "The Only Living Boy In New York" なんてのもありました。そう思うとCD1枚で終わらすのはもったいない気も。

 ただ、原曲を越える魅力を感じたものはないというのが、正直なところ。Paul Simon のカバーならば、彼が懐に隠し持つ氷の刃をさらに鋭く表現してくれる人はいないものか。