
去年、久しぶりに新作を出した Buddy & Julie Miller です。久しぶりもいいとこで、前作は2009年だったから10年ぶりですよ。"Breakdown On 20th Ave. South" です。
なんでこんなに間隔があいたのかといえば、Julie が病気だったからのようです。線維筋痛症という慢性疾患にずっと悩まされていたそうです。
前作もやや Julie の方が存在感が強かったのですが、本作では収録12曲がすべて Julie の作(共作含む)ということで、ご夫婦名義ではありますが長いブランクを経験した彼女のためのアルバムという印象です。音は前作同様カントリー寄りアメリカーナ。情念漂う、明るくないカントリーですね。
Julie の歌声はクセが強くて万人受けするとは言い難いのですが、わたしは好きなのでまた作品出してくれたことは嬉しい。しかも良作です。次はもう少し短い間隔で出していただけるとよいですね。
特に気に入った曲は "Everything Is Your Fault" 。直訳すると「全部、あんたが悪い!」かしら? 実際にこういう女性に出くわしたら、ダッシュで逃げた方が身のためのような気がしますが。
今日の音楽 ー "Written In Chalk"