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開店休業の記

今日の映画

家族を想うとき

 最近、観たい映画が続けて公開されて・・・、近くの映画館がチケット割引のサービスデイだったもんで観てきました。

 「家族を想うとき」、2019年の英・仏・ベルギー合作です。監督はケン・ローチ、前作で引退すると言っていたのですが、撤回して制作したのが本作。

 夫・リッキーは建設業などを経て配送会社の契約宅配ドライバーになった。借家住まいを抜け出して自分の家が買うことを願って、借金をして配達用の車を買い、週6日、1日14時間働き続ける。ノルマは過酷、社員ではなく自営業扱いで、休めば罰金が待っている。

 妻・アビーはパートタイムの介護士。要介護の人たちの家を訪問して世話をする。リッキーの配達用の車の代わりに自分の仕事用の車を売る羽目になり、バスで巡回しなければならなくなる。こちらもスケジュールに追われ、時には一家団欒の時間にも呼び出しが。

 息子・セブは16歳、元々成績はよかったのだが、両親不在の時間が長くなるなか、将来への希望が持てなくなり、不良仲間とつるんで不登校に。

 娘・ライザは12歳、他の家族を気遣うが、まだ幼い身にはストレスが重く、不眠気味になっている。

 ケン・ローチ作品なので、期待半分、「あまり深刻な話だと観るのが辛いなぁ」とビビリ半分。で、両方的中。観る価値は十分ですが、やはり観ながら「うぅ、辛い、もう、このへんにしといて・・・」と感じてしまいました。

 「この自由な世界で」も「わたしは、ダニエル・ブレイク」もそうでしたが、本作も日本と共通する問題が描かれていて、舞台は英国なのですが、「これは日本の話か」と錯覚しそうになるくらいでした。つまり、これがグローバル化ってやつなんでしょうか?