
Kronos Quartet のアルバムで客演しているのを聴いて、気に入ったので本人のアルバムも買ってみました。
Sam Amidon 2013年のアルバム "Bright Sunny South" です。
1曲めのアルバムタイトルになっている "Bright Sunny South" が早速よいです。「明るく晴れた南の地」っていう言葉とは裏腹な感じがよいです。
フォーク系の人らしく、演奏は控えめに、シンプルに。でも、単調ではありません。しっかり気を使って地味に変化をつけている気配があります。
歌も誇張を排した抑え気味かつほのかに叙情的な感じで、フォーク系の人らしいです。ご両親もフォーク歌手なんだそうで。つぶやくような歌い方に Nick Drake を思い出す人もいるのでは? でも、その一方で激情を隠し持っているようにも感じます。
自作曲はなく、全11曲中8曲が伝承曲、カバーが3曲。しかし、カバーの1曲が Mariah Carey のヒット曲っていう選択がよくわかりません。しかも完全に弾き語りフォークになっています。どういうつもりなんだか。
なかなか謎な人だ。
今日の音楽 ー "Folk Songs"