
再結成 Slim Chance の新作! 2018年に出た "New Cross Road" です。
今回は Steve Bingham(ベース)、Charlie Hart(アコーディオン他)、Steve Simpson(ギター他)、Geraint Watkins(鍵盤)の前作のメンバーと、ドラムに Rory Gallagher のバンドなどで活動していた Brendan O'Neill という人、それに Billy Nicholls(ギター)!
収録曲は Ronnie Lane 作品の再演が4曲とメンバーの作品5曲にカバー1曲。カバーは The Who の "Squeeze Box"(アルバム "The Who By Numbers" 収録)でやや意外な選曲という気もしますが、この曲、L.M.S. でレコーディングされたそうです。作曲した Pete Townshend は書いてはみたものの、この曲を The Who で使う気は元々なかったのですが、Ronnie が熱心に勧めるのでレコーディングしたらシングルヒットした、というもので、ちゃんと由縁があるんですね。
路線的には変えようがないし、変わらない、というところですが、前2作と比較してもさらに充実した感じです。ボーカルは今回も各メンバーが持ち回りで担当しているのですが、おそらく再結成 Slim Chance 以前はあまりボーカルを演っていなかった人たちがバンド活動が続くうちに精進した(笑)点が大きいのではないかと。演奏もノリがよくて楽しさいっぱい!
一時的な再結成かと思っていたらこうして3枚もアルバムが出て、今も元気にライブをやっているそうです。活動が続くのはこうした音楽がちゃんと支持されているってこと。嬉しいことです。