そういう季節なのでしかたがないのですが、今日も寒いです。そういう日にこういうの聴いていると、なおさら寒さが身にしみるような。
笹久保伸、2017年のアルバム「ギター」です。その名の通り、今回も歌なし・ギター演奏に焦点を絞った作品ですが、前作 "OU BOIVENT LES LOUPS" が全編即興演奏だったのに対し、こちらは南米音楽のカバーが多く含まれます。元々、彼は数年に渡ってペルーでアンデスの音楽を学んだ経験があるそうで、いわば原点回帰のアルバムなのだそう。
たしかにラテンっぽい響きですが、ラテンという言葉から連想する情熱的とか哀愁とかダンスとかといった要素(わたしの偏見?)は感じられません。一言で形容すると「修行僧のギター」。禁欲的というか、いわゆるポピュラーとは一線を画すような音です。