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開店休業の記

今日のストリーミング

シュガー・ラッシュ

 だいたい元旦は映画を観に行くことにしているので、あらかじめ何か良いのがやっていそうかどうか調べていたら、無料でネット配信の映画が観られるというので、試しに観てみました。実はネット配信で映画、観たことなかった。

 映画は「シュガー・ラッシュ」。うおぅ、ディズニーですよ。何十年ぶりだろ、ディズニー・アニメ、観るの。多分、CG時代以前の子どものころ、古典的なのを観て以来だと思います。

 ゲーセンのヴィデオゲームのキャラクターたちが、閉店後、自分たちの持ち場を離れて他のゲームの世界を冒険するというもの。しかし、ゲーセンって日本じゃすっかり見なくなったし、今はビデオゲームじゃなくてコインゲーム中心だってきいたけど、主たる視聴層の今の子どもたちはゲーセン行ってビデオゲームやった経験ないんじゃ? アメリカは事情が違うのかしら? おい、パックマンやストリートファイターのキャラが出てきますけど、いろいろだいじょうぶか? 付き添いの保護者たちのウケを狙った? いや、それなりの年齢になってる製作者たちのノスタルジー?

 感想は、「アメリカンな少年ジャンプ?」でした。スジや展開はまったく「お約束通り」で、子どもはともかく大人なら先が読めるもの。しかし、キャラや場面場面のエピソードは丁寧に作りこみ、動きが多く密度濃い画面に寸時も飽きさせないような工夫を盛り込んでの徹底した観客指向は大したもの。並の映画のヒトケタ、フタケタ上の人数に観てもらうためには、半端で自己満足な芸術性などお呼びでないというある種の清々しささえ感じ、この路線が好みかどうかは別として「エンターテイメント、かくあるべし」と思ったくらいです。

 主人公の一人、ラルフは、ドンキーコングがモデルだよね、きっと。もう一人の主人公・ヴァネロペは・・・、このキャラ、誰かとカブるな・・・、あっ、今年の正月に観た「ペーパー・ムーン」のアディだよ。アメリカじゃ、こういう女の子キャラって定番なんだろうか。

 おもしろかったですよ、あれだけディズニー・アニメが人気があるのもわかりました。

 さて、初のネット配信でしたが、光回線のおかげか、遅延らしきものも画像の乱れもまったくなく、早送り、巻き戻しもほとんどストレスを感じないレベル。これはなかなかいいですな。画質・音質は大画面の家庭用テレビで観ればアラを感じるかもしれませんが、PCで観る分にはまったく問題ありません。昔のVHSよりもいいくらいなんじゃないかな。使いやすいサービスがあれば考えてみようかな。