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開店休業の記

今日の音楽 ー 弦楽四重奏によるフォークソング

Folk Songs

 某ECサイトのオススメに入っていたので、「なんでかなぁ?」とジャケットよく見てみたら、Natalie Merchant と Carolina Chocolate Drops の Rhiannon Giddens の名前が。「期待できそう」と買ってみました。新規開拓です。Kronos Quartet 、2017年のアルバム、"Folk Songs" です。

 アメリカの弦楽四重奏団に4人のゲストボーカルが加わった、フォーク系の曲のカバー集ということらしいです。4人が2曲づつ歌い、1曲インストの全9曲。

 ゲストには前記の2人にアメリカの・Sam Amidon とイギリスの Olivia Chaney 、どちらもフォーク系の人らしいです。

 Sam Amidon の1曲めがよいなぁ。"Wake up, Wake up" と、朝から憂鬱になりそうな声で歌ってます。フォーク系の人らしい歌い方なんですが、でありつつ、やさぐれた感じがそこはかとなく見え隠れしているのが好き。Paul Westerburg に通底するようなね。Olivia Chaney も(今時むしろ珍しい)正攻法の良い声をしています。Natalie Merchant は "Johnny Has Gone for A Soldier" をカバー。Solas も演ってましたね。元歌は "Siúil A Rúin" 。Clannad や Mary Black が取り上げています。

 さて、忘れそうになりましたが、本作はあくまで Kronos Quartet のアルバム。1973年結成のベテランで現代音楽を中心にジャズ、ポップス、ロック、民族音楽など幅広い音楽を弦楽で演奏することで知られているそう。わたしは全然知らなかったんですが。調べる前は元からフォーク系の音楽を演っていた人たちなのかと勘違いしていました。

 フォーク系で一般的とはいえない編成でありながら、違和感がまったくありません。現代音楽を取り上げることが多い、という話を聞いてしまうとなんだか先鋭的な演奏をしているんじゃないかと身構える人がいそうですが(わたしも前もって知っていればそうだったと思います)、全然そういうことはありません。あくまで歌を引き立てる落ち着いた演奏で、いい感じです。他のアルバムも聴いてみたいな。