
1曲目からスライドギターがきゅぃんきゅぃんいってまして、60年代後半から70年代前半あたりまでの南部指向ロックかと錯覚しそうになりますが、2012年の作です。Jerry Douglas の "Traveler" 、新規開拓になります。でも、なんで買う気になったんだっけ? まあ、いいや。
今まで全然聞いたことない人だったんで、若いのかと思ったら1952年生まれだって、あらら。どっちかってと裏方仕事が長い人らしいです。
聴きどころは彼のギターでしょうね。ラップスティール、ドブロ等、曲によって使い分けしつつ、なかなか豪快な弾きっぷりです。これに男臭い彼のボーカルが加わり、アルバム全体ではカントリーと南部風味が濃厚で、そう、アメリカーナと形容するにふさわしい作品です。
ゲストがえらく豪華。Eric Clapton 、Paul Simon 、Mumford & Sons 、Dr. John 、Alison Krauss だって。"The Boxer" に "American Tune" と Paul Simon の作品を2曲もカバーしています。ああ、だから買ったのか・・・。