
ネット見てたら、The Wildhearts のリーダー・Ginger Wildheart のインタビューなぞが掲載されてまして、「あ〜、あいつ、まだ元気なんだぁ」と読んでいたら、ソロで新作出したそうで、カントリーとか Richard Thompson とか言ってます。
「へっ、Richard Thompson ?」と意表を突かれまして、つい買ってしまいました、そのソロ作。今年出た "Ghost In The Tanglewood" です。ボーナストラック付き13曲入りの日本盤ですが、収録時間は38分ちょっと。
いきなりペダルスティールの音が聴こえてきまして、「おおっと!?」という感じ。ペダルスティールだけでなく、音全体がルーツ・ロック的でメタルからはずいぶん遠い感触です。
でも、リズムの元気のよさは良い意味でカントリーぽくないです。Ginger の歌もハードロック/ヘヴィメタル的に構えたところはなくなり、それでいて枯れ切ったというわけでもなく、適度にオラオラなヨッパライという感じになって、わたしは好きだぞ。相変わらず、メロディは人懐こいし。
王道カントリーとはちょっと違う作品ですが、カントリー系の音楽の、時にゆるい情緒に流れ過ぎな感じがあまり好きではないわたしにとっては、ロックの要素もしっかり感じられるこっちの方をむしろ支持します。ハードロック/ヘヴィメタル系となると敬遠しがちな一般ロックファンにもオススメできるんではないかと。
でも、従来のファンのウケはどうだろ? ちょっと心配ではあります。
今日の音楽 ー "¡Chutzpah!"