メニュー 蕭寥亭 検索

開店休業の記

今日の音楽 ー とても感傷的

piana Works Collection

 KASHIWA Daisuke の "9 Songs" での歌がなかなか良いなと思っていたら world’s end girlfriend の "LAST WALTZ" でも1曲歌ってて、あれあれと気になったので買ってみました、日本の女性ボーカリスト・piana の "piana Works Collection" です。3枚組編集盤で、内容は彼女のデビューアルバム "Snow Bird" と2枚目 "Ephemeral" 、それにリミックス曲集という構成。

 "Snow Bird" は2003年、"Ephemeral" は2005年と少し前の作品です。そのせいか、"9 Songs" や "LAST WALTZ" に比べて声が若い、っていうより幼い感じさえします。

 音はポストロック/エレクトロニカ的、なので KASHIWA Daisuke や world’s end girlfriend に近いっちゃ近いのですが、あちらにある「ブチかましてみました」的な感じはないです。静謐かつ清冽というか。そして、だれもいない冬の公園のようなさみしさが漂っています。そこにぽつんと小さな女の子が頼りなげにたたずんでいるような歌。澄んだハイトーン。歌というより語りのような感じのも多いです。21世紀版一人 Nav Katze(特に後期の)と言えないこともないかも。

 わたしが好きな "Lilac" や "Cello and Stalker" みたいな派手な曲はありません(そういうのも似合う人だと思いますし、実際、他者によるリミックス曲の方はかなり派手目になってます)し、雰囲気/世界観優先みたいな感があって、かえって音楽の印象が薄まってしまったような気もしますが、デビュー1枚目、2枚目とは思えない(作詞作曲プロデュースも本人)完成度です。

 繊細な音なので、携帯機器で聴くより家でまともなオーディオで聴いた方がいいかも。