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開店休業の記

今日の本

世界の駄っ作機

 「世界の駄っ作機」( 岡部ださく:著 大日本絵画)、読了。

 題からしてマジメな本ではなさそうですが、そのとおりです。失敗した軍用機(開発そのものが大失敗したものや一応実用化されたけど実戦に投入してみたらばとんでもない結果になったとか、失敗ぶりも様々)の数々をイラストとともにツッコミ満載で紹介するというもの。何の目的でこんな本作ったのか、謎ですが・・・。

 でも、よく調べたね。成功したものなら資料も多いでしょうが、開発途中で打ち切りになった、しかも海外の飛行機なんてねぇ、意義があるのかないのかよくわかりませんが。つーか、日本製は一つも紹介されていないです。

 序文を英国人ジャーナリストが書いているのですが、「なんでイギリス機ばっか出すんだ、日本だって山ほどあるだろうが、オラ」と大変お怒りです。・・・序文で叱られるとは珍しい本だ。まあ、著者も言ってますけど、日本の出すと話が悲惨になってしまってとても笑えないしぃ・・・、日本人って根性ないのよ、敗戦国のひがみだと思って許しておくれ。

 時々、「まるで埼玉で作った○○のようだ」などという表現が出てきまして、「あんだよ〜、また埼玉叩きかよ〜」と思ったら著者も埼玉県出身でやんの。業が深いな。しかも妹が昔、新聞の埼玉版で「埼玉の恋」という連載をしていた故・水玉螢之丞なんだそうで・・・。どうしたらいいんだ、オレ。

 巻末特別対談には宮崎駿(!)が登場。「風立ちぬ」なんつー映画を作ってしまったことからもわりと知られていると思いますが、あの方、児童文学だけでなくこっち方面もお好きなんですよね。それにしてもさあ、(宮崎談)「Ⅳ号戦車のJ型とH型の違いに薀蓄をかたむけてもねぇ(笑)。」って、そこで(笑)ですか・・・。やめるっつったのにまた映画作るらしいし、この人も業が深そうだ。

 元は模型情報誌「月刊モデルグラフィックス」の連載で、発売が1999年とやや古い本なんですが、怖ろしいことに今も連載が続いていて新しい単行本がでたばかりなのだとか。世の中、どうなってるんだ・・・。

 わたしみたいなおポンチならともかく、マトモな方は読まない方がいいかも。