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開店休業の記

今日の音楽 ー 奇妙な名作

Green

 再発デラックス盤で R.E.M. シリーズも今回が最後。"Out Of Time" 以降は出ても買う気ないんで。

 1988年の "Green" です! 大好き!! 個人的には R.E.M. の最高傑作だと考えております。

 聴くのは久しぶりだったんですが、改めて聴いてみると、変な音・・・。なんでこれが大好きだったんだろ。いや、今でも好きなんですけどね。

 過激に実験的なことをやっているわけでも特殊な楽器を使っているわけでもなく、オーソドックスなロックバンドの編成で、あくまでロックの文脈の範疇に収まる楽曲を演っているのに。人によっては「気持ち悪い」と感じるかもしれません。

 前作に顕著だった攻撃性はかなり後退し、代わってマンドリンを主体にしたアコースティックな曲が収録11曲中に3曲あったりして、指向はかなり変化しています。わたしがマンドリン好きになったのも、このアルバムの影響でした。The Replacements の "I Will Dare" とか Led Zeppelin の "The Battle Of Evermore" とか、ロックでマンドリン、良いです。

 "Pop Song 89" や "Get Up" のように他のバンドが演ったならコミックソングにもなりそうな曲もあって・・・、でも、この人たちだとそうはならないんだよね。なんつーか、「わ、笑ってもいいのかしら?」と聴いている人がためらってしまうような、一筋縄ではいかない味わいが。

 "The Wrong Child"! 大好き!! R.E.M. 全曲中一番好きかも。今回、改めて聴いてみましたが、へ、変な曲・・・。イントロから音程外しそうな不安定さ、たどたどしいメロディ。野原で風に揺れる草の穂を見つめているうちに立ちくらみをおこしたような、そんな曲です。いや、意味不明なのはわかってますけど、そんな曲です。こんな変な曲が大好きだったんだなんて・・・。やっぱり、あの頃、頭おかしかったんだな、わたし。ああ、だから "The Wrong Child" なんですね。ただ・・・、今でもこの曲、やっぱり大好きなんですけど。まちがってるよな、オレ。でも、いいんだ!

 ボーナスCDは1989年11月のカリフォルニアでのライブ。Green World Tour と銘打たれた大規模ライブツアー終盤のステージを収録したもの。それで思い出したんですけど、この Green World Tour 、最初の公演は日本だったんですよ、実は。

 行きました、わたし。そういえばライブに行くの、生まれて初めてだったような・・・。で、本棚をゴソゴソあさってみたら、こんなのが出てきました。

Green World Tour 1989

 当時のパンフレットです。

 場所はMZA有明という今の東京臨海副都心にあったとこでしたが、当時はまわりに何にもなくて素寒貧としてました。たしか、その数年後につぶれたんだっけ。

 すでにアメリカでは彼らは人気バンドで、このボーナスCDなんかは Greensboro Coliseum という2万人収容の会場で演っているのですが、日本ではまださっぱりでせいぜい数百人規模だったよな。

 肝心のライブの内容は・・・、ほとんど憶えてないです・・・。当日高熱を出しまして、行くには行ったものの立っているのがやっとで(立ち見だった)、ライブどころではなかったという(悲)。Michael Stipe 以外の3人が楽器持ち替えて、ステージの真ん中で4人が輪になって "You Are The Everything" 演ったのは記憶しているんですけど。ああっ・・・(悲)。