
初夏の候、ご来店の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回、ご紹介いたしますのは米国はルイジアナ州出身の自作自演歌手・Dylan LeBlanc の今年出た3枚目のアルバム "Cautionary Tale" です。
Dylan LeBlanc は数年前デビューアルバムの "Paupers Field" をここで取り上げています。それほど印象に残った作品ではなかったのですが、ふと思い出してまた聴いてみることにしました。
そしたら、いきなり音の中に秋風が吹いていました。枯れ葉が路上に舞っているのが目に浮かびそうだ。季節感がズレまくること甚だしい。"Paupers Field" もそういう感じだったんですが、本作もその路線をあくまでも追求。若いのに揺ぎないというか、頑固というか。
オルタナティブカントリーといってもいいでしょうし、アメリカーナといってもいいでしょうが、そういう言葉に含まれるような目新しい感覚はむしろ希薄で、むしろかつてのフォーク・カントリー系シンガーソングライターのごくまっとうな継承者という気がします。
タイトルトラックが好きです。
今日の音楽 ー "Paupers Field"