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開店休業の記

今日の音楽 ー 魅惑の低音、再び

New Moon Daughter

 昨年出た "Coming Forth By Day" を聴いてみたらとてもよかったので、また聴いてみました。

 Cassandra Wilson 、1996年の "New Moon Daughter" です。グラミー賞をとった彼女の代表作にして名作とされています。まあ、賞とっているからといって個人的に好みかどうかは別の話ですが。

 ・・・でも、よいですな、やっぱり。

 それにしても、本人作以外の選曲・・・、"Strange Fruit" はわかるとして( "Coming Forth By Day" バージョンとはかなり違った解釈で歌われています)U2 に Hank Williams 、The Monkees に Neil Young って、これ、ジャズですか?

 なのに、これで違和感が全くなく、アルバム全体が一貫して彼女の醸し出す夜更けの香りに染めあげられています。この選曲でこれはすごいかもしんない。

 音の硬度と密度が実にいい感じ。そこに彼女の低音がさりげなく忍び寄ってきます。姉さん、ステキだわ❤