Slim Chance が3年ぶりに新作を出しました! "On The Move" 、2010年の再結成後2枚目のアルバムです。地道ながら活動を継続できているようで喜ばしい。
メンバーは Steve Bingham(ベース)、Charlie Hart(アコーディオン他)、Steve Simpson(ギター他)は前作と同じ、ドラムが Jim Russell という人に替り(生前の Ronnie と交流はなさそう)、前作ではメンバーの一人だった Alun Davies がゲストにまわり、代わりに前作ではゲストだった Geraint Watkins(ピアノ他)がメンバー入りしています。ボーカルは今回も持ち回り制。
今回も Ronnie 作品の再演が3曲。それにメンバーの作品、Lead Belly や The Balham Alligators( Geraint Watkins のバンド)のカバーで構成されています。
音は Ronnie 時代の Slim Chance の流れをくむロックンフォークもしくはブリティッシュカントリーにケイジャン風味少々。メンバーみんな、もうけっこうなジジイだというのに元気で音が生き生きとしているのがよいです(笑)。現代的な尖った硬質な音も好きですが、こういうのもなきゃね。実際、今や貴重なスタイルともいえるわけで、ぜひ今後もよい作品を出していってほしいもの。
学校時代に通った駅前商店街の定食屋さんのような、(ファミレスでは味わえない)手作り感と気安さが心地よいです。