
一昨日は東京・恵比寿に行ってきました。目的は Peter Barakan's LIVE MAGIC! 2015 。ピーター・バラカンがプロデュースする音楽フェスティバルというわけです。
そもそもライブなどという場にはひどく相性が悪くてめったに出かけないのですが、Sarah Jarosz がメンバーの女性3人組 I'm With Her に MAREWREW が参加するというので、久し振りに重い腰を上げました。2日間開催されるのですが、2日ともというのはキツいので上記2組が両方観られる10月25日にしたというわけです。

場所は恵比寿ガーデンプレイスなどという似つかわしくないオシャレなところ。うわ〜、居心地悪い、と思いつつ、開演前に到着。
ガーデンホール(体育館くらいの広さ)とガーデンルーム(せいぜい200人くらいでいっぱいになりそう)の2つの施設でライブが行われる他、隣接する映画館でも音楽関係の映画が上映されるというもの。
先に始まるガーデンルームに行ってみると大音量で Tom Petty がかかっていまして、"Refugee" とか "The Waiting" とか懐かしいじゃないか。つい "Free, free fallin'" とか歌いそうになりましたが・・・、やめろって。
一番手は日本人の女の子・Rei 。ドラムと2人で "Yer Blues" 。童顔だなと思ったら、ウチの姪より若いんか。で、ブルース? うぐぐ・・・。
すぐにガーデンホールの方も始まるというので、行ってみると OKI DUB AINU BAND 。トンコリでロック!
で、映画館の方も始まっているっていうんで、行くと満席。
早くも疲れてしまって、ガーデンルームで I'm With Her の出番を待つことに。行ってみたらサウンドチェック中。そーいうのは初めて見ましたが、すでにメンバーが舞台に出てて少し歌ったり。
時間近くになったらどんどんお客が増えて、すし詰め状態に。せっかくイス確保してたのに立たされた・・・。
I'm With Her 登場! まずは Nina Simone のカバー・"Be My Husband" 。
I'm With Her - "Be My Husband"
とにかくうまい! 歌も楽器演奏も。3人で組むようになってから日もまだ浅いようなのに、コーラスもビシビシ決まるし。アイルランドのダンス曲っぽいのでは、元 Nickel Creek の Sara Watkins のフィドル速弾きが炸裂! ハードロックのギターソロ的スリルあるカッコよさです。
今日の音楽 − "Nickel Creek"
他に Jim Croce の "Walkin' Back To Georgia" や John Hiatt の "Crossing Muddy Waters" など。
メンバーは Sarah Jarosz(ギター・バンジョー・マンドリン)と Sara Watkins(フィドル)に Aoife O'Donovan(ギター)。Aoife O'Donovan は陽気なアメリカンガールという感じで、一番よくしゃべっていました。で、Sarah Jarosz の曲 "Follow Me Down" の収録アルバムをまちがえて紹介し、訂正入れられていました(笑)。Sarah Jarosz は他の二人とは齢が少し離れていることもあってか末っ子的に演奏に専念か。Sara Watkins はメガネだっ。日本向け仕様かしら? そんなわけ、ねえって。大盛り上がりでした。
今日の音楽 ー "Song Up In Her Head"
そのままガーデンルームで次の MAREWREW 待ち。やはりサウンドチェック中から入れました。OKI DUB AINU BAND のリーダー・OKI もいたのですが、「サウンドチェックなのに、なんで人が入ってんの?」とボヤき、拍手の練習を要求、ウケてました(笑)。
MAREWREW は前半は伴奏なし、後半から OKI がトンコリで参加。
当たり前っていえば当たり前ですが、女性のグループという点では共通するのに I'm With Her とは発声法も声の合わせ方もまったく異なり、文化の多様性というものを強く認識させられました。また、I'm With Her が強力にプロフェッショナルな感じであったのに対し、MAREWREW はいい意味でアーティストっぽくない人たちでした。
ライブで聴く彼女たちの歌は頭の中から響いてくるようで、ふだんよく耳にするポップソングの類とはかなり異質です。もともとは歌単独で聴くものというより、何かの行事とセットになっていたものなのではないかしら?
途中、アイヌの伝統楽器・ムックリの演奏もあり。口でムックリ本体をくわえ、本体につながっている糸を引っ張ってその振動で音を出しているようなんですが、一般的な弦楽器とは全く違った感じの音です。不思議。
今日の音楽 ー "MAREWREW"
ガーデンホールに戻ると Tin Pan 。あ〜ら、細野晴臣さんじゃないですか。今日は大実験はなし?(笑)

お腹が空いたので夕食。ホールの外のラウンジに出店がいくつか。その中からニューオーリンズ料理のガンボ(上の写真)にしました。
食べ終わったあたりで、ラウンジに設けられていたミニステージでセッションが。モンゴル出身(!)の Delehei が馬頭琴を弾きながら歌ったりするのですが、その歌声つーか、うなり声が独特でびっくりしました。それでいながら沖縄民謡の三線と共演という摩訶不思議な空間が(笑)。
長丁場ですっかり疲れましたが、楽しかったです。