MONO です。今回も旧作を。"Gone" 、2000年から2007年にかけて発表されたアルバム未収録のシングル10曲を集めたもの。
バンド結成直後にレコーディングされた最初期の曲(それが2000年つーことは彼らも、もう15年もやっているのね)から、どこか抑制された轟音と日本的憂愁に満ちたメロディという MONO の特徴が出ており、制作時期が異なっている曲をまとめた編集盤にもかかわらず、統一感すら感じられます。
ただ、それがいいこととは必ずしも言えないような気もします。それぞれ良い曲なのですが、質的に似かよっているためにそれぞれ埋没してしまって印象に残りにくいという。ううむ。
だからといって「偉大なるワンパターン」で押し切ってしまえるタイプでもないと思うしなぁ、わたしは。とことん、このスタイルが大好きというファンはいいでしょうけど、潜在能力はもっとありそうだと感じるだけに、なんかもどかしい。
今日の音楽 ー "Walking Cloud And Deep Red Sky..."