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開店休業の記

「Ruby on Rails チュートリアル」でお勉強してみました

 去年の秋から Ruby on Rails 学習サイト「 Ruby on Rails チュートリアル」で Rails の勉強をしていたのですが、やっと全11章読了しました。いくら量があるからって遅すぎですが(苦笑)。他の言語でそれなりのWeb開発の経験・知識がある意欲的な読者なら数日で一通り読み終えるかもしれません。

 で、個人的な感想を。

 まず、まちがいなく非常に有用なサイトであることは確かですが、さすがに万人向けというわけには行きません。第1章の最初の方に書いてありますが、Ruby どころかプログラミング自体初めてという人はいくらなんでも無理ですし、やっぱり HTML や CSS の知識は最低限必要です。

 一方、Ruby の知識はあんまり必要ないと思います。他の言語経験者なら Ruby をまったく使ったことがなくてもいけるんじゃないでしょうか。必要な点については解説してくれていますし。

 なので、他のサイトでも指摘があったんですが、Ruby を学ぶために Rails を使うというのはやめた方がいいような気がします。Ruby で書かれた代表的なアプリケーションということで、そういう選択をしてしまいがちかもしれませんが、Ruby 学習目的ならシンプルな Sinatra の方が向いていそうです。豊富な独自機能を持つ Rails はその学習にかかる負担がかなり重いと思われるので、結局 Ruby 本体の学習まで頭が回らなくなってしまいそう。

 わたしは仕事では PHP ばっかりなんですが、「おおっ、これは便利だ!」っていう機能が Rails にはたくさんあって、使いこなせるようになったら楽だろうなぁとか思う反面、これに慣れちゃったら「 PHP なんかタルくてやってらんねー!」ということになってしまうかも(笑)。いかん、それじゃ、食いっぱぐれてしまう。

 このチュートリアルは、学習者が自分の手を実際に動かして、その開発環境を構築しサンプルアプリを段階的に作っていく過程で Rails の機能やWeb開発の考え方を徐々に学んでいくという構成になっています。

 人によっては、第1章にあてられている Rails の開発環境構築が最大の難関になるかも。

 また、「このフレームワークはどのような思想のもとで設計され、どのような構造をしているか」といった概念的なことや機能の詳細をまず知りたいという人には向いてないです。そういった知識はこのサイトを一通り終えた人も別のところで補充する必要があるでしょう。

 しかし、とりあえず Rails やWeb開発の流れの「感じ」をつかみたい人に対してはとてもよく配慮されており、これだけしっかりした内容でしかも無料で閲覧できるというのは、とてもありがたいことです。これから Rails の勉強をしようという方は、市販の入門書を購入する前に一度このサイトを閲覧することをお勧めします。

 最後に作者と日本語版サイトの関係者の方々に感謝!