
以前、ケイジャン音楽のトリビュート・アルバムを聴きました。
8. 続・Ronnie を道案内に ー "Evangeline Made"
参加者の中に Rodney Crowell という人がいまして、彼のカバーはなかなかよかったです。その後、しばらく忘れていたのですが、わりと最近、某ネット通販サイトでたまたま彼自身のアルバムを目にしまして、ちょっと気になって購入してみました。2014年発表の "Tarpaper Sky" です。
Rodney Crowell は1950年にアメリカ・テキサス州で生まれ、1978年にアルバムデビューして以来、現在に至るまでに10数枚のアルバムを出しており、グラミーの Best Country Song を受賞したこともあるそうで、カントリーの世界ではベテランで知られた存在らしいです。・・・その方面に疎いわたしは、今回調べるまで全然彼の経歴を知りませんでしたが。
本作に参加しているミュージシャンの方々もカントリー畑の人ばかりのようで、CDのクレジットには全然知らない名前が並んでいました。
そういう人なので自身の作品だと王道カントリーになるのかなと予想していたのですが・・・、んん、なんか違うな・・・。
もちろんカントリーっぽいところは随所にみられる( John Denver の "Take Me Home, Country Roads" のメロディが顔を出す曲でアルバムを締めくくったり)んですが、これは、どカントリーではないよね。歌声は渋めですが今年65になる人とは思えない力強さで、枯れた風でもない。何も情報を与えられずに聴いたら、アメリカ・ルーツ系ロックと判断するような感じです。あっ、これがひょっとしてアメリカーナってやつ? 油断できないなぁ。