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開店休業の記

今日の音楽 ー 先鋭ブルーグラス

The Phosphorescent Blues

 Punch Brothers も先々月に新作が出たので聴いてみました。4作目になる "The Phosphorescent Blues" です。ジャケはマグリットかぁ。ブルーグラスっぽくないな。実験音楽なら合いそうだけど。

 アルバム最初の曲 "Familiarity" はいきなり10分超で幾度も展開が変化し、まるでプログレみたいだと思ったら、彼らの音楽はプログレッシブ・ブルーグラスと呼ばれているそうで・・・、まさに。

 前作よりクラシック(中心人物の Chris Thile はバッハ曲集も出しています)やジャズに近づいた印象あり。つーか、ドビュッシーやスクリャービンの曲、演ってるんだ、どーりで。前作では Radiohead のカバーがあったりしたんだが。でありつつ、ドラムが入るとロックっぽくなるのもおもしろいです。

 音数を抑えて空間をとり、マンドリン、フィドル、バンジョー、ギター、ウッドベース、メンバーそれぞれの楽器の際立たせた演奏は、美しくも緊迫感がひしひしと。音が尖っていてキリキリしていて、攻撃的とすら感じることがあります。

 興味深い作品ですが、万人向けとは言いがたいと思います。アコースティック楽器主体であっても「癒やし系」の音ではまったくないですし。むしろ「そーいうのはいらん」という人なら、オススメできるかもしんない。