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開店休業の記

今日の音楽 ー 似てないと思うんだけど・・・

Reckoning

 再び R.E.M. 。彼らの2枚目のアルバム "Reckoning" で、買い直したリマスター本編+ボーナスCDの2枚組版です。オリジナルは1984年の発表。たしか邦題が「夢の肖像」だったなっ。

 作品としては前作の延長線上にあるといっていいと思います。これもいいです。

 おおっ、"Pretty Persuasion"!! かっ飛ばしの R.E.M. だっ! 大好きです。わたしが初めて聴いた R.E.M. の曲でもあります。たしかFMの新世代のフォーク・ロックってな特集で、Suzanne Vega なんかといっしょに取り上げられていたんだよな。

 「へっ、R.E.M. がフォーク・ロック?」と怪訝に思う方もいらっしゃるでしょうが、オルタナティヴというくくりが一般化していなかった当時、彼らはよくそういう風にとらえられていました。

 本作でもそうですが、初期の R.E.M. は12弦ギターを多用していたことから、The Byrds とよく比較されていたのです。実際、Michael Stipe 以外の3人が Roger Mcguinn のバックについたこともあったので、まったく関係なしともいえませんが。

 わたしは音楽誌などで「 R.E.M. は The Byrds の影響下にある」という評価(そうそう、同様のことが Tom Petty & The Heartbreakers に対しても言われていましたね)が多かったことから興味をもち、さかのぼって The Byrds を聴くようになりました。こちらも好きになりましたが、R.E.M. が The Byrds に似ているとはまったく感じませんでした。

 そもそもボーカリストとして Michael Stipe と Roger Mcguinn は全然違うタイプですし、リズムもまさに60年代フォーク・ロックな The Byrds とパンク後の R.E.M. では明らかに異質です。The Beatles に衝撃を受けたフォーク、ブルーグラス系の人たちが西海岸で集まったバンドと、時代の主流にむしろ背を向けたような感があった初期の R.E.M.とでは、醸し出す雰囲気も大きく異なっていると思うんですけど。逆に12弦ギター以外で似てるところって何だったんだろ? 不可解だ。

 ボーナスCDは今回もライブで、1984年シカゴ公演。

 前作のボーナスCDのに比べると、お客さん、ずいぶん増えたみたいですね(笑)。まだ荒削りだしコーラスがあららってな感じのところもありますが、演奏力は着実に上がったようで前作のより格段に聴き応えがあります。