
今回は Toni Price です。この人は2年前に "Low Down And Up" で取り上げています。わたし、この人はそれまで聴いたことがなかったんですが、良作だったのでまた聴いてみることにしました。2001年の "Midnight Pumpkin" 。"Low Down And Up" の次のアルバムになります。
ライトサーモンのスカート姿の Toni がカボチャを抱え、足元にはまとわりつく子猫たち。アルバムタイトルはシンデレラからでしょうか?
というジャケット見るとカワイイ系のポップスみたいですが、中身は全然違います。騙されないように。
前作同様、ブルースが基調。J.J. Cale のカバーからジャズ、カントリー/ブルーグラスなどの要素を織り交ぜた渋目の内容。渋いだけでなく聴かせどころはしっかり押さえた上質のアメリカ音楽になっています。
そして Toni 本人の印象は「タフなのんだくれの姐御」(笑)。歌声はささやきだったりダルダルだったり。キャピキャピなアイドル系をお望みの方はやめといた方が・・・。年上好きとかならいいかもしんない。下手に近づくと、からまれそうですが(笑)。
本作にも故 Ian McLagan や The Bump Band の Scrappy Jud Newcomb が参加。前作よりやや地味な印象ですが、これも良作。
今日の音楽 ー "Low Down And Up"