今回も若手です。英国のピアノ弾きのシンガー・ソングライター Tom Odell 、2013年のデビュー・アルバム "Long Way Down" です。今日現在でもまだ24歳。
たまたま彼が Ronnie Lane の "Anymore For Anymore" をカバーしてネットで公開しているのを聴きまして、これがなかなかデキが良かったものですから買ってみました。残念ながら、そのカバーは収録曲に含まれていませんが。
ボーカリストとしては熱唱型ですね。ただし、豪快さんではなく、情感をこめるタイプです。ちょっと声にクセがあり、時にしゃくりあげるように歌います。好きなアーティストに Jeff Buckley を挙げているそうですが、あー、なんか納得。
演奏は彼自身のピアノを中心に、あくまで歌を引き立てるというもの。
収録曲では "Another Love" が好き。
個性も持っているし将来性ありそうですが、自作の曲がまだ弱いかな。
他に The Beatles の "Oh Darling" のカバーも公開していてそっちも良いのですが、そのせいで自作はまだまだというのが感じられてしまうのは皮肉。まあ、 Ronnie Lane に Lennon / McCartney じゃ、相手が悪いよね(笑)。
"Anymore For Anymore" が入っているCD、出してよね。買うからさ。