開店休業の記

　明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

　昨日は年始恒例の映画鑑賞です（年始だからというより、映画の日の割引が目当てなのですが・・・）。「ホビット 決戦のゆくえ」、３部作完結編です。

　前回はドラゴン・スマウグが人間の町・エスガロスを襲うため飛び立ったところで終わっていました。今回はドラゴンの襲撃を受け炎上するエスガロスで始まります。いや〜、冒頭からいきなり派手派手（笑）。この場面を含め、本作はやたら戦闘シーンが多いという印象が強いです。主役のはずのビルボの出番が少ねぇ〜。

　原作が「指輪物語」と比べるとかなり短いお話だったことを考えると、「ロード・オブ・ザ・リング」同様の３部作はちょっと無理があったんじゃないかなという気がします。特に完結編となる本作では、そのしわ寄せがいってしまったような水増し感が拭えません。原作にない映画独自の設定や描写もやや不発気味で、てんこ盛りの戦闘シーンもお話のもってきかたもまとまりを欠いていたと感じました。一つの作品としては、あまり高い点はつけられないな。

　とはいえ、見どころはいろいろありました。出番は少なかったけどビルボ役のマーティン・フリーマンがみせる表情は印象に残りましたし、やっぱり森の奥方は良いわ〜（呆）。