
最近、若手開拓の成功率が上がっているようで、いい感じです。
調子に乗って、今回も開拓してみました。英国の女性3人組・Haiku Salut の 2013年のデビューアルバム "Tricolore" です。
で、この人たち、どこで知ったんだっけ? ・・・たしか、ネットで Ronnie Lane 関係の調べものをしていた時に、たまたま見つけたイギリスのニュースサイトに Ronnie を引き合いに出した評があったんだっけ・・・。それでちらっと試聴したら良さそうだったので、えい、買ってしまえ、と。
以前なら、完全に失敗パターンでしたね。しかし、今のわたしは違う。フッ( SIS のロレンス風に)。
グループ名は「ハイク・サリュ」っていう風に発音するんかしら? "Haiku" は「俳句」? "Watanabe" なんて曲があるんですけど・・・。"Salut" はフランス語らしいし・・・。よくわからんぞ。
収録12曲すべてがインストゥルメンタルです。どんな音楽なのかというと、彼女たちのサイトの自己紹介によれば、"Baroque-Pop-Folktronic-Neo-Classical-Something-Or-Other" だそうです。「バロック、ポップ、フォークトロニック、新しくて古い何か、でなければその他」? ますますわからんぞ。
使用楽器はアコーディオン、ピアノ、鉄琴、トランペット、ギター、ウクレレ、ピアニカ等々。基調はフォークなんだけど、あえてエレクトロニカ風味をまぶしてあるというか。
インスト、エレクトロニカ寄りというところで、今まで聴いてきた日本のポストロック勢のいくつかにも共通する感触があります。でも、彼女たちの方が軽やかで柔軟で開放的な感じがする。むしろ歌ぬきの Nav Katze かもしんない。音楽的に Ronnie Lane と近いとは感じませんが、田園的なところに先の評者は連想したのでしょうか。気に入りました。