
今年、Ian McLagan & The Bump Band の新作が出ました。スタジオアルバムとしては6年ぶり? "United States" です。
1曲め、イントロのオルガンが Mac らしい。最近、こういう曲はなかなか聴けません。Mac のバンドなんだから当たり前だけど、アルバム全体に Mac の鍵盤が印象的な作品になりました。
基調としては従来と同様オーソドックスなロックンロールが主体ですが、今回はノリノリという感じではなく、抑えめの大人のロックンロールという気がします。
タイトルは "United States" ですが、アメリカ批判をしているとかそういうことではなさそう。Mac もアメリカに移住してからずいぶん経つはずですが、今でもこの人は英国の匂いを漂わせていますね。どこがどうとは指摘できませんが。アメリカ音楽を愛しながらアメリカに染まりきっていないところが良いし、このタイトルも「外国人」としての視点を意識してのものなのかもしれません。
今日の音楽 − "Never Say Never"