
今回は珍しく超有名作。スティーブン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督、1980年公開の「シャイニング」です。
新作執筆に行き詰まった作家・ジャック・トランスは生活費を稼ぐため、冬季休業期間のホテルの管理人を務めることにする。休業中のホテルは妻と息子の3人だけのはずだったが・・・。
ホラー映画の傑作とされていますね。わたし、ふだんこの分野はあまり観ないです。
で、感想ですが、あんまり怖くなかった・・・。主演のジャック・ニコルソンの「顔」があまりに強烈過ぎて、かえって、それ以外の一切がヌルく感じられてしまったのが一因かと・・・(笑)。真冬のホテルが舞台の映画を、この暑い時期にダラダラしながら観たのもよくなかったのかもしれません。
映像は硬質でどこか無機的かつ虚ろな気配でありつつ、傑作と言われるだけに、さすが洗練されています。
そうそう、作家の妻の、最初っから半病人みたいな感じもなかなかよい(笑)。
怖くはありませんでしたが、つまらない映画でもありませんでした。映像感覚とジャック・ニコルソンの「顔」が好みなら、十分に観る価値があります(笑)。