名盤探検隊というシリーズで国内盤として出ていた一枚です。Paul Parrish の1971年のアルバム "Songs" 、世界初CD化らしいですよ。全然知らん人ですが、発売元の策略にのせられて探検してみました(笑)。
うっ・・・、しかしこれは「探検」というノリで聴く音楽ではないな・・・。1曲目のイントロのハープがアルバム全体の印象を予告しているようだ。なんつーか、ピアノ主体の音がすごく優しいっ。たおやかといってもいいかも。メロディも切々としているぞ。歌声は甘めだけどくどくなく、清涼感もあります。やや線の細い感じが Ian Matthews を連想したり。こういうのは久し振りに聴くな。
Paul Parrish はアメリカ人で、本作は2枚目のアルバム。参加ミュージシャンにも知った人はいませんでした。他に数枚出しているようですが、商業的に成功したものはなさそう。
「名盤」とまでいえるかはともかく、良作だとは思います。拾い物でした。
反面、70年代の典型的シンガーソングライター風でもあり、繊細な音楽性が押しの弱さにつながって埋もれてしまった、というのが想像できてしまう作品です。当時はそういう人、少なくなかったんじゃないかな?
その代わり、今の時代に聴くと意外と新鮮だったりするわけで。
時の流れは皮肉なものでございます。