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開店休業の記

今日の音楽 ー 君はコマを踏んだ時の痛みを知っているか?

ねじれの位置

 これがまたしょうもないんだ・・・。

 THE 真心ブラザーズ、1990年のデビューアルバム「ねじれの位置」です。

 「君と金さえあれば」とか「のり弁女」とか「きいてる奴らがバカだから」とか、曲名並べてみるだけでも雰囲気が伝わってしまうような、そんな作品です。そんで「だから給料ちょ〜だい」とか「キース・リチャーズら〜りらり」とか歌ってるわけなんで、要はそういうノリなのよ、ああ。

 音の基調はフォークな人たちなんですが、この上の世代が持っていた真面目さや情感はどっかに吹っ飛んでしまったようで、どっかチャラくて腰が砕けそうなくだらなさが持ち味です。

 パンクっぽい鬱屈を抱えているのも感じられるのですが、本物のパンクのように社会に真っ向から反抗するなんてのは、80年代の空気をたっぷり吸った日本のこの世代にゃ無理な話で、自分の半径3メートル以内のネタでおちゃらけて笑いをとりつつ屈折するという。ううっ、悲しいといえば悲しいぞ。

 こんなの紹介していいのかなぁ。特に前途ある若者たちにとっては何のタメにもならないばかりか、「この年代の人たちって✕✕✕だったんだ・・・」と呆れ返らせるだけでしかないような気がする。

 そう、会社で偉そうにしてるあの人も、こんなんだったかもしれないんです。そう、わたしもこんなんだったんです。

 という訳で、大好きです、このしょうもなさ。