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開店休業の記

昨日の映画

おじいちゃんの里帰り

 昨日、気まぐれに2本続けて映画を観てきました。

 最初に観たのが「おじいちゃんの里帰り」。ドイツ映画です。

 60年代、労働力不足に悩むドイツへ出稼ぎに行ったトルコ人・フセイン。結局、家族とともにドイツへ移住し、長い歳月が流れた。子どもたちはドイツで成長し、今では孫もいる。家族が一同に会したある日、フセインは故郷・トルコの村へ皆で旅行しようと言いだす。家族は困惑するが・・・。

 ドイツにトルコ系移民が多いっていうのは聞いてました。日本でも知られているトルコ系ドイツ人っていえば、レアル・マドリード → アーセナルで活躍中、サッカー・ドイツ代表の中心選手でもあるメスト・エジルでしょうか。この映画の監督もトルコ系ドイツ人です。文化の違いに戸惑うトルコからの移民の姿が回想の形をとってユーモラスに描かれており、そこには監督自身の経験も投影されているようです。民族問題がからむ内容だけに重苦しくなりそうなものですが、あえて笑いを交えて希望を感じさせるお話に仕上げているところが秀逸です。良い映画でした。

バックコーラスの歌姫たち

 次に観たのが「バックコーラスの歌姫たち」。こちらはアメリカ映画。ポピュラー音楽において、重要ではあってもあくまで裏方として扱われる存在・バックシンガーに焦点をあてたドキュメンタリーです。Bruce Springsteen や Mick Jagger ら著名人も登場します。

 何人ものバックシンガーが入れ代わり立ち代わり登場し自分と音楽との関係を語るという構成に加え、全体を貫く視点がはっきりしないせいか、映画作品の出来としては散漫と言わざるえませんが、バックシンガーたちが披露する様々なエピソードやその存在意義たる強力な歌声はそれを補って余りあるものです。これも観応えがありました。

 個人的には、The Rolling Stones "Gimme Shelter" での Merry Clayton のパートを大音量で聴けただけで、ほとんど映画代のもとをとったような気になりました。まさに圧倒的、凄まじい迫力、腰が抜けそう・・・。