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開店休業の記

今日の本

西南戦争と西郷隆盛

 「西南戦争と西郷隆盛」(落合弘樹:著 吉川弘文館)、読了。

 前半は誕生から幕末での挫折と活躍、そして下野に至るまでの西郷の略伝、後半が西南戦争の過程という構成になっています。

 小説的な面白味はありませんが、堅実かつ簡潔な内容で西郷の生涯を一冊でたどるとすれば手頃な本です。もっとも西南戦争の場面では西郷に関する記述が極端に減っており、あの戦争が彼の主導するものではなかったことが察せられます。

 個人的には、わたしの両親の出身地の熊本が西南戦争の主戦場の一つであり、また昨年旅行で通った山都町矢部〜馬見原〜五ケ瀬町鞍岡〜椎葉村の経路が熊本を撤退して人吉に向かった時の薩軍の行軍経路と重なり、なじみのある地名が頻繁に出てきたことでとても興味深く読めました。そういうのって重要なんですね、やっぱり。

 蛇足。若いころの西郷さんは痩身だったそうです。ちょっと想像がつきませんが・・・。