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開店休業の記

今日の音楽 ー 安物買いにも良いことはある

The Live Anthology

 お久し振りの Tom Petty & The Heartbreakers なんでございます。90年代後半以降の作品は気に入らないものが多くて、近年はさっぱり聴いていなかったんですが、また素敵なお値段に魅かれてしまって・・・。

 "The Live Anthology" 、1976年から2007年までの間に録音されていた大量のライブ音源から選ばれた47曲から成るCD4枚組。1,855円で買いました(笑)。

 ライブバンドとしても定評があるのに、彼らのライブCDといえばこれまでは1985年の "Pack Up The Plantation: Live!"(大好き!)くらいっきゃなくて不思議といえば不思議でしたが、まとめて出してきたか、Tom 。「これ以上放っとくと、倉庫に入らなくなるから整理した」とか言いそうだが、この人は。

 30年以上という長い期間のバラバラな時期に録られた曲をまとめたものにもかかわらず、音の処理がうまいのか、1本のライブのように違和感なく聴けます。ホーン・女性コーラス抜きの "Pack Up The Plantation: Live!" 続編のようですらあります。それは30年以上にもわたってバンドの基本的なスタイルが変わっていないということでもあるのでしょう。メンバー交代もあったのになぁ。

 骨太な表現力に富み、かつやや大味で実に「アメリカンロック」的(この形容も最近あまり聞かなくなったけど)な The Heartbreakers の演奏と、Tom の屈折感あるひしゃげた歌声の組み合わせはオツで歯ごたえがありますぜ(でも、日本人ウケはしないんだよね・・・)。"Straight Into Darkness" とか "Spike" とか、ここ10年くらい聴いてなかったような気がしますが、良い♪ "Runnin' Down A Dream" みたいな曲はライブのほうが映えるわ、やっぱ。欲を言えば、"Let Me Up (I've Had Enough)" からの曲をもっと入れてほしかったな。

 久々に The Heartbreakers を楽しめました。この量が「多い」と感じない充実セットです。