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開店休業の記

今日の本

ユダヤ教の誕生

 「ユダヤ教の誕生」(荒井章三:著 講談社)、読了。

 ユダヤ教成立の過程を、イスラエルの始祖と考えられているアブラハムから出エジプト、王国の建設、バビロン捕囚を経て反ローマ戦争での敗北によりユダヤ人がエルサレムから追放されるに至る歴史から探る、という内容です。キリスト教前史としての旧約時代(こういう言い方自体、キリスト教の観点からのものですが)の解説というのはわりとあると思いますが、こちらはあくまでユダヤ教の展開を追っていくものです。

 一口にアブラハムからローマ時代までと言えば簡単ですが、実はきわめて長い期間を扱っているわけで、それで文庫1冊の分量では不足気味なのは否めませんが、よくまとまっています。ただし、ある程度聖書の知識がないと読むのが辛い本でもあるでしょう。