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開店休業の記

今日の本

ハチはなぜ大量死したのか

 「ハチはなぜ大量死したのか」(ローワン・ジェイコブセン:著 中里京子:訳 文藝春秋)、読了。

 日本でも報道されましたが、数年前全米各地でミツバチが巣から大量に失踪する現象が発生し大きな問題になりました。本書はこの蜂群崩壊症候群(CCD)の謎を追ったもの。

 様々な可能性が交錯する状況の中での原因究明の難しさ、それに工業化する農業の不気味さが印象に残ります。

 CCDの発生といっこうに明らかにならない原因、拡大する被害、アメリカの養蜂をとりまく環境、そしてミツバチの生態の解説をおりまぜた構成が巧みで、とてもおもしろい本でした。