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開店休業の記

今日の音楽 ー ロックンロールは死ねないんだ

Greatest Hits

 この人も実はちゃんと聴いたことがありませんでした。Neil Young です。2004年のベストアルバム "Greatest Hits" です。

 ちゃんと聴いたことがない、と言ってもまったく聴いたことがないわけではなく、曲単位とか、CSN&Y とか他のアーティストの作品へのゲスト参加では聴くことがありました。カバーでもけっこうよく聴く人でもあります。本作収録の曲ではいけば、"Ohio" (The Isley Brothers) や "Old Man" (The Wailin' Jennys) に "Rockin In The Free Wolrd" (The Alarm) とか。

 でも Neil Young 本人のソロ作をまとまって聴いたことがなかったので、このベストが目についたのを機会にしてみました。この人も経歴の長い人ですんで、「たった1枚の編集盤だけで足りる訳ないだろ!」というご意見もあろうかと思いますが、こちらの懐具合の事情もありますんで、そこはご容赦。

 わたしの知る限り、彼は人によってかなり評価の分かれる御仁でありまして、嫌いな人は「あの声がダメ」という場合が多いようです。たしかに癖のある歌声でありまして、妙に細く高く、そして不安定。癇に障るというのもなんとなく理解できます。わたしはと言えば、声についてはそれほど嫌いではありませんがやっぱりあまり良い点は付けられないな。

 わたしからすると、彼の最大の魅力はあの洗練からは遠い、粗野でささくれだった音です。そう、あのギター。楽器弾かない人間からしても到底上手いとは思えないシロモノだけど、しかし技術の高さが必ずしも表現の豊かさを生むわけではなく、むしろそれによって失われてしまうものさえあるのだと教えてくれるような響きです。となれば、好みは ”Like A Hurricane” や "Hey Hey, My My" かな。ありがち。

 ところで "Helpless" と Bob Dylan の "Knockin' On Heaven's Door" がそっくりに聴こえるのは、耳が腐っているから?