
The Pains Of Being Pure At Heart に続くデビューから数年程度の若手開拓篇です。今回は Ringo Deathstarr の 今年出たデビューアルバム "Colour Trip"です。彼らは現在、アメリカ・テキサス州のオースティンに拠点を置く男女3人組のバンドです。
オースティン! というと、わたしは Ronnie Lane や Patty Griffin をどうしても思い出してしまうのですが(二人ともオースティン出身ではないけどさ・・・)、彼らの音楽は Ronnie にも Patty にも全然似ていません。分類するといわゆるシューゲイザーということになるのでしょう。
シューゲイザー - Wikipedia
歪んだギターが重なるように響き、あえて自身を韜晦するようなボーカル、あくまでメロディはポップに。The Pains Of Being Pure At Heart に共通するような部分もありますね。The Pains Of Being Pure At Heart ほど80年代風ではありませんが。
デビューアルバムということを考えるとかなりいい線いっていて、十分聴けます。でも、わたしはこういう音楽ならもっと張りつめたピリピリした感触がほしいんだよなぁ・・・。ギターがギャンギャン鳴っていてもドラムが爆走しても迫って来るものを感じない。・・・オッサンのわがままだとは承知してるし、彼らはそんなもの求めていないだろうということも想像がつくのだけど。
女性ボーカル版の My Vitriol みたいな "Two Girls" が好き。こんな曲がもっとあれば。
今日の音楽 − "Belong"
今日の音楽 − "Finelines"