このCDのジャケット、かなり怖いですねぇ〜。なので、買ってしまいました(笑)。時代がかったホラーでゴシックな荒れ屋敷のような音楽(意味不明)を期待していたのですが、ヘッドホンから出てきたのは東京湾岸の、いびつさと不自然さに支配された埋立地に林立する高層ビル群のような音でした。
勝手な思いこみはいけないよね。
world's end girlfriend 、2010年の8枚目のアルバム "SEVEN IDIOTS" です。
world's end girlfriend は前田勝彦という人のソロ・プロジェクトだそうで、以前ここで取り上げた MONO 同様ポストロックに分類されるらしい。あっ、「ポストロックって何?」なんて、わたしに尋かないように。わたしも知らないんで。わたしは未聴ですが MONO と組んだアルバムも出しているらしい。
同じくポストロックに分類されているといっても、MONO が明らかにギターロックの系統を引き継いでいるのに対し、こちらは多分に電子音パッチワーク寄りです。意外に日本的で印象的なメロディがある MONO とは異なり、こちらは意図的にメロディを解体させていく趣向をとっていますし。どちらもボーカルが入らないことを除けば、あまり似ているとは思えません。
曲によっては「現代版 Revolution 9 ?」ってな印象も持ちました。