
The Replacements の "Let It Be" 、持ってたんですけどね、リマスターかつボーナス曲付の新盤(2008年)が安く売っていたもので、また買っちゃいましたよ。ああ、しょうもな。オリジナルは1984年の作品です。

CDのプラケースには英語で「ローリング・ストーン誌のトップ500アルバムに選出」とか書かれたステッカーが貼られていました。ついでに言うと、ローリング・ストーン誌はこのアルバムを、1980年代ベスト100アルバムの15位にも選んでいます。
しかし、そんなもンに騙されちゃいけませんぜ。別バンドの同名作はともかく、コレはそおいう名作とか傑作とかいう次元を期待して聴いたら大ハズシです。ここにあるのはひたすら「のたうちまわる若さ」です。
メンバー4人が写ったテキトーなジャケットの写真からして低予算の匂いが漂っていますが、内容も高級感はゼロです。やさぐれロックンロールです。聴くなら覚悟して。"Black Diamond" の冒頭ではスタジオが寒かったのか、誰かが鼻をすすっている音が入っちゃってます。消しとけよ、そのくらい。
これ以前のどパンク時代のアルバムと比較すれば、はるかに聴きやすいとは思いますがねぇ・・・。
愚かしいまでに直情的な "Unsatisfied" が痛々しい。そこが、大好きだ。
末永く鑑賞できる音楽的な「質」ではなく、叩きつけられた刹那的な激情を求める人に。
今日の音楽 − "Pleased To Meet Me"