
「図書館ねこデューイ」(ヴィッキー・マイロン:著 羽田詩津子:訳 早川書房)、読了。
アメリカ中西部・アイオワ州の小さな町スペンサーの図書館に捨てられ、そのまま図書館で人々に愛されつつ生涯を送った猫・デューイと著者である女性図書館長の物語。実話だそうです。
まず、図書館で猫が飼われているというのが、日本ではあまり考えられませんが、アメリカでは他にも例があるようです。やはり、お国柄の違いですね。
著者の言うようにデューイが特別な猫であったかは判断しかねます。猫好きの贔屓目という気もしますが、しかし、それは大した問題ではないのでしょう。必要とされる時期の必要とされる場所にピッタリの存在がいた、それだけでも素敵なことです。
特別にドラマティックなことは起きませんが、暖かいお話です。