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開店休業の記

今日の本

<中東>の考え方

 「<中東>の考え方」(酒井啓子:著 講談社)、読了。

 突然、中東の政情が騒然としてきました。今月、チュニジア(中東とは言いがたい位置にありますが、アラビア語が公用語でイスラム教が国教という、中東諸国と共通する特徴を持つ国です)に端を発した民主化運動がエジプトやイエメンにも飛び火し、さらに他の国にも影響が及びかねない情勢で、予断を許しません。

 本書は、<中東>が抱える問題をその経緯とともに解説したもの。中東問題についてはどうしても係わりの深い欧米からの視点で語られることが多いのですが、著者が日本人の中東政治研究者ということもあってか、本書の捉え方はそれらとはやや異なるようです。

 最後の章では、今回の動きに大きな影響を与えたとされる中東圏でのインターネットの普及についても触れられています(ちなみに本書は昨年5月に出版されたもの)が、ほんの少し。そのへん、もっと詳しく知りたいな。