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開店休業の記

今日の本

人物アメリカ史

 「人物アメリカ史 上・下」(ロデリック・ナッシュ/グレゴリー・グレイブズ:著 足立康:訳 講談社)、読了。

 14人の人物の伝記からアメリカの歴史をたどった本(原書では19人の伝記を掲載していましたが、紙幅の関係で5人分が削られています)。もともとはアメリカの大学生向けのアメリカ史入門書として書かれたものだそうです。

 コロンブス、フランクリン、ジェファーソン、ヘンリー・フォードといったあたりはいかにもという感じですが、テカムセ(反白人闘争を指導したインディアン)、ジェーン・アダムズ(女性解放運動家)など日本人にはあまり知られていない人物も取り上げていて、むしろそちらの方が興味深かったりします。

 わずか14人でアメリカの歴史を通史的に追うというのはちょっと苦しい感じで、全体像を知りたい人にはあまり向いていないと思いますが、人物中心なので「薄く広く」が「無味乾燥」になりがちな概説書よりはずっとおもしろいのでは?