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開店休業の記

今日の音楽 − 無茶だ・・・

純音楽一代

 ついに、と言うか、満を持して、と言うか、とにかく登場です。エンケンこと史上最長寿の純音楽家を目指す日本音楽界の伝説の男・遠藤賢司の2004年に出たベスト、デビュー35周年記念の35曲入り2枚組CD「純音楽一代」です。でも、わたし、これ以前に彼の音楽、聴いたことがなかったんですよね・・・、ハハ・・・。

 で・・・、バラエティ豊か過ぎです。四畳半フォーク、ロック、ムード歌謡にベートーベン第9と、状況を無視してひたすら演りたいことを演り散らかしてきたとしか思えない2枚組です。ジャケット写真見ても、収録各曲のタイトル見ても、中身聴いても、ギャグなんだかマジなんだか。これはフツー、ないだろう・・・。しかし、オチャラケ音楽と判断するには、この叫びは熱い。熱過ぎる。

 声や歌詞の世界は、わたしの好みではありません。メロディに乗り切れていなくて無理を感じる節回しも。でも、時に骨太、時に繊細、時に無謀、あえて直情的に表現に向かうこの音は支持します。支持せざる得んわ、こりゃ。

 と、同時にわたしの世代以降ではおそらく失われてしまった純情さが、メチャさ加減の裏からほのかに伝わってきます。

 「こっ、これはひょっとして Neil Young ?」てな「ラブ・コール」に、弾けないギターを弾きたくなりました。