
またも Richard Thompson 翁の登場です。今回は Fairport Convention の3枚目のアルバム、名作と評価の高い1969年の "Unhalfbricking" です。
1曲目、翁作の "Genesis Hall" がいきなりかっちぇーですな。ブリティッシュ・フォークロックの歌姫・Sandy Denny 作の "Autopsy" も良い。Bob Dylan のカバーが3曲も入っているのは、この時代のフォークロックバンドらしくてご愛嬌。その内の1曲 "Million Dollar Bash" の頭で聴こえるボーカル、これは Marc Ellington さんじゃないスか? 同じ曲の後半で翁もボーカルをとっていますが、声は今とあんまり変わらんなぁ。脱退したはずの Ian Matthews もゲスト参加しとるらしい。翁のギターはすでに個性的、精彩を放っておりますよ。しかし、翁がアコーディオンまで演っていたとは知らんかった。
英国伝統音楽系のバンドらしく、やっぱり音がどこか、どよ〜んと重っ苦しいのですが、Steeleye Span や The Pentangle と比較すればはるかにロック色が強く(ドラムが特にね)聴きやすいです。彼らの次作 "Liege & Lief" も傑作とされますが、わたしはこっちのが好きだな。
それにしても、CDのスリーブの写真の中でギターを弾く笑顔の翁のカワイイこと!(笑)
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