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開店休業の記

今日の音楽 − あの人を思い出す

Night Beat

 Sam Cooke です。前回は名ライブ盤として知られる "One Night Stand ! Sam Cooke Live At The Harlem Square Club" でしたが、今回はスタジオ作。1963年の "Night Beat" です。

 "Live At The Harlem Square Club" の後2ヶ月も経たないうちに録音されたものなんだそうですが、おもむきは大きく異なります。熱気あふれる前者に対し、こちらはどうやら題のとおり、ナイトクラブの雰囲気を狙ったような落ち着いた作品になっています。バックの音もハデにぶちかますのではなく、鍵盤を主体に渋めの演奏で Sam を支えています(ちなみに当時16歳だった Billy Preston が参加しています)。

 作品の性格上、強烈な印象というのはないのですが、でも、やっぱり Sam はかっちぇーですな。わたしはむしろ "Live At The Harlem Square Club" より好きかもしれない。

 余談ですが、Sam Cooke と坂本九ってちょっと歌声が似ていませんか? 気になったので2人の名前をキーワードにして検索してみたら、同意見の方、けっこういるみたいでした。