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開店休業の記

今日の音楽 − 切なき西アフリカ

Ma Ya

 以前、Rokia Traore を聴いてちょっと興味をおぼえた西アフリカ・マリの音楽。他にも何か聴いてみようかと選んだのが、これ、Habib Koite & Bamada の "Ma Ya" 、1998年のアルバムです。

 アフリカ音楽というと独特のリズムが注目されるところではあります。この作品においても、たしかに日本や西欧とは一味違うリズム感覚は特徴の一つですが、わたしが魅力を感じたのはむしろギターやアフリカの民俗楽器(らしい)が織り成すアコースティック系の弦の響きの美しさ。「人を踊らせる音楽」というより、それら弦楽器自身が踊っているような音楽です。そして、躍動感より切々とした情感の方が強く印象に残りました。ちょっと意表を衝かれた感じです。

 「ぼくはテクノロジーが好きだ、インターネットも好きだ、でも・・・」と、発展の陰で多くのものが失われていく世界への不安を歌った "KUMBIN" の哀調が、じんわりとしみいります。