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開店休業の記

今日のDVD

至福のとき

 ゴールデンウィークも終わります。結局、どこにも遊びに行かずじまいでした、あぅ。

 ということで、ゴールデンウィーク中、わびしく家で観た映画をもう1本。中国の作品で「至福のとき」です。

 口ばかり達者な初老の失業者チャオはお見合いで失敗続き。今度こそはと意気込むが、相手からは結婚費用五万元を用意するようにと言われて大弱り。おまけに相手の前夫の子で盲目の娘ウー・インの厄介払いを頼まれる羽目に・・・。

 う〜ん、この感じ、どこかでおぼえがある・・・。そうだ。これは「男はつらいよ」だ。スジが似ているというのじゃなくて、物語を取り巻く雰囲気に共通するものを感じるのです。

 監督はチャン・イーモウ(張芸謀)。日本でもヒットした映画「HERO」や北京オリンピック開会式の演出で知られています。わたしは以前「HERO」(映像がすばらしく美しい!)と「紅夢」(おもしろかったけど怖い話・・・)を観ています。しかし、この「至福のとき」はそのどちらともまったく違う路線で、ちょっとびっくり。

 映画の舞台となった大連は、発展する中国を象徴するかのような近代的な街ですが、登場人物たちはどうも皆近代化に乗り遅れ気味、といった感じの人たちばかり。その対比を描くのが監督の狙いだったのかな?

 観ていて照れくさくなってしまうような場面もある人情物ですが、何かとても懐かしい気持ちにもなれました。