メニュー 蕭寥亭 検索

開店休業の記

今日の音楽 − 試行錯誤の時期?

Inland Territory

 期待の若手ですよ。2回目のご紹介ですね、Vienna Teng 。4枚目のアルバム "Inland Territory" です。わたしにしては珍しく先月の発売直後に入手いたしました。

 一聴して感じたことは、クラシックの色が濃く割と同じタイプの曲が多かった前作に対し、今作はだいぶ変化をつけてきており、ことにリズムが強調されたロック寄りの曲の印象が強いです。"White Light" とか "Augustine" あたり、いいんじゃないですかね。前回、「次は冒険してもいいんじゃないの?」と書いたら、ホントにそうなったようで、ちょっとビックリ。

 ただ、この路線を全面的に支持できるかというと、微妙なところ。下手をすると凡庸なアメリカン・ポップロックになってしまいかねないという感じも同時に持ってしまいました。リズム強調は正しいにしても、彼女の資質を考えると今後一工夫は必要じゃないかと思います。また、彼女の落ち着いた柔らかい声をうまく活かす方向で伸びていってほしいもの。

 アルバム全体のイメージとはちょっと違う雰囲気ですが、ジャケットの絵もいい感じ。