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開店休業の記

今日の本

民営化で誰が得をするのか

 「民営化で誰が得をするのか」(石井陽一:著 平凡社)、読了。

 「民営化再考」という本ですね。2007年に出た本ですが、小泉構造改革の見直しを求める声がちらほら聞こえてくるようになった昨今、議論の取っ掛かりとして読んでおくといいかもしれません。

 まず、民営化が行われる動機、次に民営化の形態、さらに日本の民営化の流れ、諸外国の民営化の状況の紹介と日本との比較、といった構成になっています。

 著者は小泉構造改革路線に対してかなり批判的。わたしはと言えば、いずれにせよ何らかの改革は必要だったと思っていますが、改革必ずしも善ならず、著者の意見にもあるとおりむしろ「構造改悪」になってしまう可能性だってあるわけで、そろそろその功罪の検証を始めてもいい時期なのかなとも感じています。